最上志向の才能って?
最上志向は、ストレングスファインダーの4つのグループの中で、影響力グループに属する資質です。
この資質が高い人は、「良い」ものをさらに磨いて「最高」を目指します。
個人や集団をレベルアップするときも、強みに注目してとことん伸ばそうとします。
こだわりが強すぎてなかなか満足できないことがあり、手を抜くとストレスになります。
本質 | 卓越したものにコミットします。 |
行動 | 強みがあることに集中し、弱みはうまくコントロールします。 |
貢献 | 関わったものの質を高めます。 |
必要 | 量と同じくらい質も評価されなければなりません。 |
好き | 投資効果を最大化することが好きです。 |
嫌い | 弱みを直すことに取りつかれるのが嫌いです。 |
最上志向が高い人の特徴って?
最上志向が高い人の基準は、「平均ではなく、優秀であること」です。
平均以下の何かを、平均より少し上に引き上げるには多大な努力が必要です。
同様に、平均以上の何かを最高のものにするにも多大な努力が必要です。
しかし、最上志向が高い人は、平均以下のものを平均にすることには全く興味がありません。どうせなら、平均以上のものを最高にするためだけに努力したいと思っています。
その方がはるかにワクワクするからです!
「強み」が、自分のものであるか他人のものであるかは、最上志向が高い人にとって大きな問題ではありません。
そして、真珠を追い求めるダイバーのように、強みを示す徴候を探し求めます。
- 生まれついての優秀さ
- 飲み込みの早さ
- 一気に上達したスキル
これらを少しでも見つければ、強みの可能性を示す手がかりになります。
強みをいったん発見すると、それを伸ばし、磨きをかけ、卓越したレベルまで高めたくなるのも、最上志向が高い人の特徴です。
真珠が光沢を帯びるまで磨き、手助けせずにはいられないのです。
この「長所を自然に見分ける力」は、周りからは、人を区別しているように見られるかもしれません。
それでも、最上志向が高い人は、自分の強みを発見し、それを伸ばしてきた人たちに惹かれます。
そして、自分の強みを高く評価してくれる人と一緒に過ごすことを選び、自分を型にはめて、弱点を克服させようとする人々は避けようとします。
弱みを嘆きながら人生を送るなんて、まっぴらだからです!
もし部下や生徒がいたら、こう言ってあげるでしょう。
「得意なことに着目しよう。そうすれば力がみなぎって気分もよくなるから」
最上志向が高い人は、誰もが天賦の才能を最大限に使って、実り多く楽しい人生を過ごせればいいと思っているのです。
意外にも、現実にはそのほうが大変だとしても。
他の才能とプチ比較してみよう!
比較1
「最上志向」型の人は、達人になることを熱望し、
「競争性」型の人は、1位になることを熱望します。
比較2
「最上志向」型の人は、偉大なものを作りたいと思いますが、
「回復志向」型の人は、壊れたものを直したいと思います。
最上志向が高い人は、細かい品質にこだわりすぎて生産性を下げることもありますが、妥協せずどこまでも上を目指し、人の強みも見抜くすばらしい才能があるのです!
他の資質が高い人たちの特徴も理解して、お互いに助け合っていきましょう。